【WLmouse BeastX MAX】手が大きい人必見⁉Lサイズなのに超軽量、しかも8000Hz⁉
こんにちは、えだまめ(@DeviceXplorer)です。今回はWLmouseから発売されているBeast X MAXをレビューします。
目次
WLmouse BeastXについて
昨年、素材、形状、斬新な肉抜き、それでいて比較的安価な価格から話題となったWLmouseのBeastX、当時は本当に発売されるのかなど様々な憶測が飛び交っていましたが、今では聞きなじみのあるメーカーとなりました。BeastXは当時からFinalmouse Starlight-12 Mediumのクローン形状ということで手が平均より大きめでとくにつかみ持ち、かぶせ持ちをする人とは相性があまりよくありませんでした。
実際に、当時BeastXを購入した友人に少し触らせてもらいましたが、全体的に小さく窮屈だった記憶があります。そこから半年以上の時を経て、WLMOUSEがビッグハンド族のためのマウスを出してくれました。それがBeastX MAXです。
デザイン
今回購入したカラーはY-Bronzeということで、ブロンズ色に線がたくさん入っていて、金属っぽさが際立つカラーリングです。公式ではブロンズと書いてありますが、私にはゴールドに近いような色に感じます。遠目から見ると木目調に見えなくもありません。
シェルには大胆な肉抜きが施されています。サイドの肉抜きの穴は大きく人によっては全く馴染めないと思います。
底面のシェルも肉抜きが施されていますがそこまで穴は大きくいないです。ソール部分が全く肉抜きされていないのは好印象です。例えばLAMZU tHORNだとソールガイド内も肉抜きが施されているため、汎用の点ソールが張りずらく、残った粘着テープを拭き取りずらい欠点がありましたが、BeastX MAXにはそれがありません。
シェルの肉抜きが大きく、バッテリーや基板が見えてしまっていますが、目立ちにくいように黒色で統一されています。
接続
接続はUSBドングルと8000Hz対応のドングルが付属しているのでどちらかをしようします。特殊な環境でない限りは基本的にこちらのドングルを使用することになるでしょう。BeastXのドングルとは比べ物にならないくらいコンパクトなドングルです。ノーマルサイズのBeastXの魅力の一つにルービックキューブみたいな液晶付きドングルも入ってたと思うのでできればそちらを付属してほしかったなとは思いました。
バッテリー
容量は300mAhです。連続使用時間はわかりませんがポーリングレート8000Hzは4000Hz以上にバッテリーの消耗は早いのでゲームをやめたら充電する習慣をつけるといいでしょう。
コーティング
全体的に滑りずらい塗装が施されています。特にボタン部分は一度指を置いたらずれることはほとんどないです。ボタン以外の部分はほとんど肌と触れないのでコーティングはあまり役割を果たしていない印象です。
ビルドクオリティ
トップシェルとサイドシェルは一体成型なので隙間は一切ありません。ボトムシェルとトップシェルは別成型ですがここも一切隙間はりません。シェルの成型精度、組み立て精度ともに高品質です。
側面を強く押しても撓んだりすることはありません。マグネシウム合金をマウスに採用するメリットとして大きな肉抜きをしてもしっかりと剛性を確保できる点にあります。BeastXシリーズは素材のメリットをしっかりと活かしています。
サイズ・形状
サイズは全長126mm、幅65mm、高さ35mmです。MAXということでLサイズの位置づけだと思いますが、ノーマルのBeastXが自体が小さいです。
Finalmouse Air58やDarmoshark M3と比べると一回り小さいサイズ感で、Finalmouse UltralightX Tigerとほぼ同じサイズ感です。本体を横から見てみると、盛り上がった部分は無く全体的に平べったいです。一番背が高いのは真ん中あたりです。
一番背が高いのは真ん中あたりです。側面はなだらかにくびれています。本体後部は幅が広くなっていて、前に行くにつれてくびれていきます。
前から見ると逆八の字になっていて、サイドボタンの後端あたりで絶壁になり、そこから八の字で広がっていきます。ボタンはU字型になっているので指の置き位置を決めやすいです。
重量
重量は公称値42g±1gで実測値はソール込みで43.8gでした。公称値をオーバーしています。これについてメーカーに問い合わせたところ、こちらのカラーリングは限定モデルであり、塗装を手作業で行っているため、重量が公称値をオーバーしているとのことでした。実際に持ってみるとかなり軽く感じます。
持ち方との相性
このマウスを買う人のほとんどは手が大きい人だと思います。そんな人と相性の良い持ち方は指の付け根で支える浅めのつかみ持ちと手のひらの付け根で支える浅めのつかみ持ちです。
持ち方によってはサイドの穴に指が入ってしまうので、穴に指を引っかけるか、グリップテープなどの対策すると良いです。
つまみ持ちもいけますが、あまりに浅いつまみ持ちだとボタンの肉抜きに当たってしまう可能性があります。
メインボタン
メインボタンはセパレート設計です。メインボタンのスイッチはOmron OpticalとTTCブラックから選択することができます。今回はOmron Opticalを選択しました。今回はOmron Opticalを選択しました。光学式スイッチの特徴としてクリック感が軽くメカニカルスイッチに比べ耐久性に優れています。メインボタンはプリトラベル、ポストトラベルともに短いです。
ボタンの横ブレは比較的小さいです。
サイドボタン
材質が異なりABSが使用されています。スイッチにはOmron Blue Dotsが使用されています。プリトラベルがわずかに長く感じます。サイドボタンは前側に配置されています。
ホイール
ホイールは本体から大きめに飛び出ていて押しやすい位置にあります。ゴムリングが指に引っ掛かり回しやすいです。スクロールのノッチ感は強いですがホイールクリックは、浅く軽めです。これは好みが分かれると思います。私は嫌いです。
ソール
BeastX MAXはデフォルトで点ソールが付いています。
センサー
センサー位置は中央あたりです。
センサーにはpixart社最新のフラッグシップセンサーPAW3950が搭載されています。これは今後搭載するマウスがたくさん出てくると思います。
8000Hzについて
BeastX MAXはポーリングレート8000Hzに対応しています、ですが常に設定したポーリングレートで動作しているわけではないことはご存じの方もいると思います。Razer Poling Rate Testerで確認したところ、ゆっくり動かしたときは大体4000Hzから6000Hz、高速で動かすと7000Hz後半で動作しました。
通常使用では大体4000Hz後半から6000Hzの間で動作しているっぽいです。
まとめ
今回はBeastX MAXをレビューしました。このマウスはこのサイズ感ではFinalmouse UltralightX Tigerに次ぐ超軽量マウスです。ビルドクオリティ(重量以外)は満足いくものですし、ポーリングレート8000Hzに対応している点やメインボタンのスイッチを光学とメカニカルで購入時に選べる点も推せるポイントです。形状は大きめで真ん中が一番背が高く平べったいので少し好みは分かれますがBeastXが気になっていたがサイズが小さいから買わなかった人や大きめかつ軽量マウスを探している人は買う価値があると思います。
価格も145ドルとマグネシウム合金製マウスとしては比較的安価で購入することができます。
今回はWLMOUSE BeastX MAXをレビューしました。ありがとうございました。
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