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【Darmoshark M3-4K】レビュー 最新スペック+4000Hz対応で8000円 超コスパワイヤレスゲーミングマウス

2023年8月22日マウス

こんにちは、えだまめです。今回はdarmosharkから発売されているゲーミングマウス、M3-4Kをレビューしていきます。

M3-4Kについて

Darmosharkは今年日本市場に参入し、国内1作目となるM3が話題になりました。
M3-4Kは前作のM3と同様にpixart社の最新センサー、PAW3395やデュアルワイヤレス機能、さらには4Kの名の通り4000Hzのポーリングレートに対応したゲーミングマウスです。
今回紹介する色はホワイトですが、他にもブラックとイエローの合計3色が用意されています。

付属品

付属品はレシーバーとそれを接続するためのUSBTypeAtoCのケーブル、グリップテープ、替えのソール、点ソール、ステッカー、説明書兼保証書、何に合格したのかわからない合格証が入っていました。

本体底面にレシーバーを収納する箇所がありますが、通常のUSBレシーバーは付属しません。

接続

接続は2.4GHzワイヤレスとBluetooth、有線の3つの方法があります。付属のレシーバーをPCと接続し、本体底面のスライドスイッチを右にずらすとワイヤレス接続ができます。スライドスイッチを左にずらすとBluetooth接続ができます。ペアリング中はホイールのLEDライトが点滅します。Bluetooth接続中の遅延はほとんど感じませんがソフトウェアは使用できないので注意が必要です。

バッテリー

バッテリー容量は800mAhで無線使用で最大114時間使用できます。前作のM3の500mAhバッテリーにも不満はありませんでしたが、さらに長くなっています。

充電はTypeCケーブルで行います。充電中はホイールのLEDライトが赤く点灯します。

充電中は有線で使用することもできますが、その際に一々スイッチを切り替える必要がないのが地味にありがたいです。

コーティング

コーティングは前作のM3と同様にサラサラとしていて触り心地はいいです。手汗をかいても跡や汚れが目立ちずらいです。ですがグリップ力はなく、手汗をかいていても滑りやすいため、気になる人は付属のグリップテープなどでの対策が必要です。

ビルドクオリティ

シェルの精度はそこそこ良いです。M3の時は、シェルのつなぎ目などに隙間がありましたが、M3-4Kではそういった隙間は見当たりませんでした。

M3
M3-4K

また、M3では側面を強く押すと明らかに、たわむ感触や軋みがあったのですがM3-4Kでは、多少たわむ程度で、軋んでるような音は聞こえませんでした。シェルの強度は十分です。余程、マウスを強く握る人でない限り、通常使用は問題なさそうです。マウスを振っても、音はせず、マウス内の各パーツがしっかりと固定されています。

重量

重量は公称値で65g±3gで、実測値は66gでした。

M3(公称値58g)より7gほど重くなっており、持ち比べて実感できるほどです。
重量バランスはよく、重心はちょうど真ん中あたりです。

形状・サイズ

サイズは全長が130mm、幅66mm、高さ39mmと大きめのサイズの左右対称マウスです。手が平均より大きめの人に合うサイズ感だと思います。

形状はFinalmouse Air58に似ていて、またGProを縦に長くしたような形状をしています。

本体を横から見ると一番背の高い部分は真ん中より若干後ろであることが分かります。

左右が程よいくびれはマウスを持ち上げやすいです。

メインボタンは、深く窪んでいるため、指を固定しやすいです。

持ち方との相性

かぶせ持ち

かぶせ持ちとの相性はいいです。それぞれの指が窮屈に感じることもなくフィットしている印象です。指はサイドボタンやホイールには問題なく届きます。個人的には一番しっくりきました

つかみ持ち

つかみ持ちとの相性もいいです。メインボタンが深く窪んでいるため指がしっかりホールドされ、左右の程よいくびれが持ちやすく感じます。手が平均から大きめの人に適していると思います。深めに持つと、センサーが手のひら側に寄ってしまうので注意が必要です。

つまみ持ち

これはこのマウスが大きすぎるため、あまり相性は良くないように感じました。

メインボタン

メインボタンにはTTCゴールドのマイクロスイッチが採用されています。感触は良く、パキパキと歯切れもいいです。押し心地は少し重いように感じます。M3ではシェルが薄いためか、ボタンを押したときの音が響く感じがありましたがM3-4Kでは多少緩和されている気がします。

サイドボタン

サイドボタンはシェルからしっかりとはみ出ていて押しやすいです。ですがサイドボタンの位置が少し、前方に寄っているため好みが分かれそうです。スイッチにはTTCゴールドのサイドスイッチが採用されています。クリック感が強く、押し心地がいいです。後ろ側が軽く、それと比較して前側は若干重く感じます。M3のサイドボタンはチープ感が強く、クリック感も弱めでしたが、M3-4Kではチープ感が無くなり、しっかりとしたクリック感があります。サイドボタンには多少の遊びがあります。

ホイール

ホイールは本体からあまり飛び出ていません。自分の個体ではホイールが若干左に寄っているように見えます。ゴムリングには凹凸がはっきりとした模様が入っており、適度に指にひっかかり、回しやすいです。パッケージとはホイールのデザインが異なります。M3のホイールは回しやすかったものの回したときのノッチ感が弱く、1ノッチごとの操作がやりずらかったです。

M3-4Kではホイールを回したときのノッチ感が強くなり、1ノッチごとの操作もやりやすくなっています。

センサー

センサーにはPixArt社のフラッグシップセンサー、PAW3395が搭載されています。センサー位置が後ろよりな点は注意が必要です。

マウスソール

マウスソールは4隅に1枚ずつ、計4枚張られています。FinalmouseのAir58と同じ形状です。滑りは普通です。角が若干角ばっていて、沈みこみのありマウスパッドや表面が荒いマウスパッドだとひっかかりやすい印象です。

ソフトウェア

M3-4Kには専用のソフトウェアがあり、Darmosharkの日本正規代理店であるHARUHIから日本語専用ドライバーをインストールすることができます。

日本語専用ドライバーとありましたが翻訳はガバガバです。5つのタブがあり、左から、詳細設定、キーバインド、マクロ設定、DPI設定、ライティングの設定が行えます。バッテリー残量は1%刻みで表示されます。デフォルトではポーリングレートは1000HZに設定されており、Motion Syncやリップルコントロールも有効化されているので注意が必要です。

まとめ

良い点

  • コストパフォーマンスが高い
  • ビルドクオリティが向上
  • メイン、サイドボタンが押しやすい
  • ホイール操作がしやすい

悪い点

  • 重量が前作より増している
  • センサー位置が後ろより
  • ソフトウェアの日本語化が不完全

全体的に見て、M3-4Kは良いマウスだと思います。完璧なマウスではありませんが、間違いなく価格以上の性能を持っています。大きな欠陥もなく、シェルの精度やたわみ、きしみ、細かな使用感が改善され、M3から順当にアップグレードされた製品だと感じました。ソールやコーティングは良いとは言えないため、他社の製品で対策する必要があります。また自分の個体ではホイールが若干左に寄ったり、センサー周りのソールが曲がったりしていました。この辺りは個体によって差が出てきそうです。神経質な人は避けたほうがいいと思います。自分は、この値段であれば許容できます。何よりコストパフォーマンスが非常に良いため、4Kワイヤレスマウスを試してみたい人やGproX superlightやViper Miniが小さいと感じる人、価格を重視する人に気軽に勧めることができます。