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【QUAUAR NEUTRON PREMIUM】レビュー コントロール特化のマイクロファイバー製マウスパッド!?

2023年9月28日マウスパッド

こんにちは、えだまめ(@DeviceXplorer)です。今回はQUAUAR GAMING GEARSから発売されているゲーミングマウスパッド、NEUTRON Premiumをレビューします。

QUAUAR NEUTRONについて

QUAUARは複数のマウスパッドを展開する新興メーカーです。

引用元:https://x.com/lit4tms/status/1699057686292431220?s=20

QUAUARのマウスパッドにはPremiumとEssentialの二種類のグレードがあります。上位グレードのPremiumでは、3.5mm厚のポロンベースが採用されています。下位グレードのEssentialには4mm厚のスポンジベースが採用されています。またマウスパッド端のステッチ加工が施されてなく、カラーもブラックのみの展開です。しっかりと差別化がされています。

引用元:https://x.com/lit4tms/status/1699057686292431220?s=20

QUAUARは現在5種類のマウスパッドを展開していますがNEUTRON Premiumは滑走速度が非常に遅いのが特徴です。表面にはマイクロファイバーが採用されており、縫い目が非常に細かいです。マウスを滑走させることで静電気が発生し、より抵抗が増します。

梱包・巻き癖

このマウスパッドはフラットパッケージに梱包されています。厚紙のパッケージの外側に段ボールの箱で梱包されています。輸送中に折れ曲がったりすり心配は無さそうです。
開封直後からフラットな状態で使用することができます。

サイズ

サイズは490 x 420、厚さは3.5mmです。

デザイン

デザインはよくある単色のシンプルなデザインです。カラーは光沢のある明るいグレーです。

右下にQUAUARのロゴとNEUTRON Premiumの文字が入っています。

エッジ

エッジにはステッチ加工が施されています。幅は細目です。ステッチはマウスパッド表面と同じか、低くなっているためマウスが端まで来ても乗り上げることはなく、腕や手首が引っ掛かることもありません。

ステッチ加工の品質ですが、4辺中3辺の精度は非常にいいのですが、手前側だけ上から見ると明らかにガタついているのが分かります。縫い目の幅が不均一で隙間も見えます。実用上は問題ないのですが少し気になります。

底面

ベースには高密度ウレタンフォームで知られるポロンが採用されています。グリップ性能は強力で、マウスを大きく振ってもズレることはないです。自分が使用している木目調の凹凸がある天板ではズレることはありませんでした。このマウスパッドに使われているポロンはArtisanのマウスパッドに使われているポロンと同じロジャースイノアック製です。

中間層

中間層の厚さは3.5mmで指で強く押すと沈み込み、指が底打ちする感触があります。指を離すと同時にフラットな状態に戻ります。表面の生地は硬いですがベースが柔らかいため、よく沈み込む印象です。LGG Saturn Pro softより同程度のように感じます。マウスパッドのどの部分を押しても同じ押し心地なため、マウスをどの位置で滑らせても滑走は安定します。

表面

NEUTRON Premiumの表面はマイクロファイバー製です。滑らかで触り心地がとてもいいです。指でなぞっても布の質感を一切感じず、腕や手首が擦れても全く痛くありません。ロゴの部分は質感が異なります。

表面の拡大写真を見てみると、織り目が非常に細かく、隙間が一切ないことが分かります。右の写真を見ると表面はかなり毛羽立っているため、マウスパッド自体の消耗が速い可能性があります。

操作感

QUAUAR NEUTRON Premiumの滑走速度はコントロールタイプですがその中でもかなり遅いです。マウスを滑らすと摩擦が非常に強く、マウスを滑らすというよりも引きずっている感覚のほうが近いです。
滑り出しもかなり重く、普段の感覚でマウスを細かく動かしてもとほとんどマウスが移動していないことがあります。マイクロフリックなどの細かいマウス操作には慣れが必要です。逆にマウスのストッピングは非常にやりやすく、表面の摩擦力が非常に強いため、マウスを沈み込ませなくとも簡単にマウスを止めることができます。また、中間層がやわらかいため、マウスを押し下げることでさらに追加で摩擦を得ることもできます。表面の摩擦だけでも十分に止まりますが、マウスを沈み込ませると一切滑ることなく、ビタっと止まります。
また縦と横の滑走速度の差は、縦の方が横に比べて速いです。

ソールのと相性

NEUTRON Premiumはマウスソールによって滑りが変化します。表面の織り目が非常に細かく、毛羽立っているため、マウスを滑走させることによってソールと表面の間に静電気が発生します。

中~大型のマウスソールだとマウスの切り替えし動作を繰り返すごとに、静電気が発生し徐々に抵抗が増していきました。そのためマウスの滑りが安定しません。これは致命的と言えるでしょう。

丸形の汎用ソールだと静電気の影響を受けずらく、マウスの滑走が安定しているように感じます。滑り出しも~大型のソールよりも軽く扱いやすいです。今回はEsportsTigerの汎用ソール、Arc1とICEで試しましたが、滑り出し、滑走速度ともに、Arc1のほうが軽くて速いことが分かりました。

引用元:https://x.com/lit4tms/status/1699057686292431220?s=20

また、QUAOARからはTELOS CONTROLソールの使用を推奨しています。これを使用することで静電気が発生することなく、コントロール性を重視した操作感になります。

ゲームでの使用感

NEUTRON PremiumはValorantやCSGOといった、精密なエイムが求められるゲームに適しています。滑り出しが重く、滑走速度も遅いため、手ブレなどは発生しません。常に強い摩擦があり、マウスを押し下げることで追加の摩擦も得ることができるため、マウスのストッピングも余裕です。ただマイクロフリックのようなマウスの細かい操作には慣れが必要で、マウスを動かしたと思っても実際は全く動いてないことが何度かありました。マウスを動かすときに力が入る人にはより適していると思います。

Apex Legendsのようなトラッキングエイムがメインとなるゲームには適していません。滑り出しが重く滑走速度も遅いため、対象を追う操作が非常にやりずらいです。私の場合、ADS時に右メインボタンを押すとマウスがわずかに沈み込むため、余計に滑走速度が遅くなっているように感じます。

最後に、これはどのゲームにおいても言えることですが、滑走速度が遅く、常にマウスを引きずっているような感覚なため、腕が疲れやすいです。

まとめ

良い点

  • ステッチの背が低い
  • 底面のグリップ性能が強力
  • 肌触りの良い表面
  • コントロールに特化した操作感

悪い点

  • ステッチの品質がイマイチ
  • ソールの相性がある
  • マイクロフリックなどの細かい操作が難しい

今回はQUAUAR NEUTRON Premiumをレビューしていきました。フラットパッケージに梱包されているため開封直後から巻き癖を気にすることなく使うことができます。エッジのステッチ加工の精度はまあまあです。ガタついている箇所もあります。ベースにはロジャースイノアック製のポロンが採用されています。表面はマイクロファイバー製で触り心地がいいです。

操作感は滑り出し、滑走速度ともにとても遅いです。常にマウスを止めやすく、さらにマウスを押し下げることで追加の摩擦を得ることもできます。
マウスソールによって操作感が変化します。中~大型のマウスソールだと静電気が発生し、徐々に抵抗が増していくため、マウスの滑りが安定しません。
汎用の点ソールだと、静電気が発生しずらく、滑り出しが軽くなり、滑走速度も多少早くなります。
マウスパッドの本領を発揮できているかと言われれば微妙ですが、汎用の点ソールのほうが扱いやすいです。
NEUTRON Premiumは、既存のコントロール系マウスパッドでは物足りないと感じている人に適しています。