【Darmoshark M3 Pro】レビュー Darmosharkの超コスパマウスM3 Proは前作からどんな進化を遂げたのか
こんにちは、えだまめ(@DeviceXplorer)です。今回はDarmosharkのM3 Proをレビューします。
Darmosharkは去年日本市場に参入し、国内1作目となるM3がコスパの良さから話題なりました。M3 ProはM3のポーリングレート強化VerであるM3-4Kをさらにアップグレードしたモデルになっています。
↓前作M3-4Kのレビューはこちらから
目次
M3 Proついて
M3 ProはM3、M3-4Kの後継に当たるモデルです。M3が公称値58g、M3-4Kが65gとポーリングレート4khzに対応した際にそれに伴ってバッテリー容量増加させたため重量が重くなってしまいました。それを改善し、1作目のM3よりも軽量化したのがM3 Proです。
他にも大きな変更点があります。
1つはサイドボタンの位置です。M3、M3-4Kではサイドボタンの位置が前寄りでありましたが、M3 Proではサイドボタンの位置が後ろにずれ、真ん中寄りになっています。
2つ目はセンサー位置です。M3は発売当時からセンサーの位置が後ろより、所謂リアセンサーで、ユーザーの間で不満がありました。M3-4Kでは改善されることはありませんでしたが、M3 Proではフロントとまでは中央寄りになっています。
3つ目はソールの形状です。M3、M3-4Kではマウス底面の4隅に1枚ずつソールが張られていました。FinalmouseのAir58用のソールと互換性がありました。形状がほぼ同じなこともあって、あえて寄せているものだと思っていましたがどうやら違ったようです。これに関しては一長一短のような気がします。
付属品
付属品はUSBケーブル、レシーバー、変換コネクタ、ソール、グリップテープが付いてきます。予備のソールが面の大きいソールではないのが残念です。
バッテリー
バッテリー容量は500mAです。ポーリングレート1kHz時で140時間連続で使用することができます。4kHz時は大体30時間ぐらい持てばいいほうだと思います。本体を振っても音がしないためバッテリーがしっかりと固定されていることがわかります。
コーティング
本体のコーティングは旧作から変わりなく表面はサラサラとしています。グリップ力は高くないので気になる人は付属のグリップテープもしくは他社のグリップテープを使用する必要があります。
個人的には値段と性能、入手性の良さの面からpulsarのグリップテープをお勧めしています。
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ビルドクオリティ
シェルの成型精度はそこそこです。シェルの繋ぎ目は見えにくくはなっていますがつなぎ目の端に行くほどシェルの段差が目立っています。シェル側面の強度は問題はありませんが強く押し込むとM3-4Kよりたわみやすくなっている気がします。軋むような音は聞こえないです。
サイズ・重量
重量は公称値で55g±3g、実測値はソール込みで54.7gでした。
M3の公称値が58g±5gであるため4gほど軽くなっています。また重量の許容範囲も狭くなっているため製造のクオリティも上がっているものと思われます。
サイズは全長129.50mm、幅66.20mm、高さ39.60mmです。
前作から形状に変化はありませんがサイズの計測制度が向上しています。
大きめのサイズの左右対称マウスです。Finalmouse Air58に似た形状です。
持ち方との相性
自分の手の大きさは長さが20cm、幅は8.5cmで日本人男性の平均より少し長めです。
かぶせ持ち
かぶせ持ちとの相性はいいです。それぞれの指が窮屈に感じることもなくフィットしている印象です。サイドボタンが後ろに寄ったため前作より親指の置き位置の調節の幅が広がっています。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性もいいです。前作では深めのつかみ持ちをするとセンサーが後ろに寄りすぎてしまう欠点がありあしたが、
M3 Proではセンサー位置の変更により改善されています。またサイドボタンの位置も変更されたため、浅めのつかみこちをした際にもサイドボタンが押しやすくなっています。
センサー位置比較
つまみ持ち
つまみ持ちに対し、このマウスは大きすぎるため相性は良くありません。
メインボタン
メインボタンは前作から変更はありません。スイッチにはTTC GOLDのマイクロスイッチが使われています。ボタンはセパレート設計で窪みは深めです。
サイドボタン
サイドボタンは前作から位置が変更され数ミリ後ろに寄っています。これによって親指の置き位置の調節の幅が広がり、浅めのつかみ持ちでもサイドボタンを押しやすくなっています。
比較の画像を用意しました。これを見ると割と大きく後ろにずれていることがわかります。
自分の個体では前サイドボタンがしっかりと飛び出ていませんでした。この辺は中華マウスという感じがします。
ホイール
ホイールのエンコーダにもTTC GOLDが使われています。ノッチ感は軽めで回しやすいホイールです。M3-4Kではホイールを回したときにジリジリという音が鳴っていましたがM3 Proではそれは無くなり、静かになっています。
比較画像を見ると分かりますが、ホイールが大きくなり飛び出ている面積も広くなっています。
マウスソール
前作ではソールを4隅に貼っていました。ソールは形状が大きく変更されています。点ソールを使用している人からしたら真ん中にもソールを張ることができるためうれしい変更だと思います。
純正のソールは縦横ともに滑走速度は速くないです。ソールの品質は前作より向上している気がします。
ソフトウェア
M3 Proには日本語の専用ソフトウェアがあり、そこから各種設定を行うことができます。
M3-4Kのような適当な日本語翻訳の出来の悪いソフトウェアではないのでその点は安心できます。
まとめ
M3 Proはとても良いマウスだと思います。M3、M3-4Kと改良を重ねていき確実に良い方向へ改善されていました。M3 Proの変更点の中でも特に大きいと感じるのはサイドボタンとセンサーの位置です。サイドボタンの位置が後ろにずれることによって左サイドの親指の置き位置の調整の幅が広がり、浅めのつかみ持ちでもサイドボタンを押しやすくなりました。センサーの位置が前よりになることによって深めのつかみ持ちをした際にもセンサーが後ろに寄りすぎなくなりました。これに関してはM3の時からユーザーの間で不満がありました。ユーザーの不満を取り入れてくれたDarmosharkは素晴らしいメーカーだと感じました。
ビルドクオリティも悪くは無いです。強度も一般的な使用では問題ないです。ですが自分の個体ではサイドボタンの出っ張りが十分でなかったように一定の個体差があると考えられます。なので神経質な人にはおすすめできないマウスです。
国内で買える高ポーリングレート対応+このサイズ感で1万円を切る価格で買えるのは非常に魅力的です。コストパフォーマンスが非常に高いため、今までM3を使ってきた人はもちろん大きめのサイズを試してみたい人や高ポーリングレートのマウスを使ってみたい人にもおすすめすることができます。
今回はDarmosharkから発売されているゲーミングマウスM3 Proをレビューしました。ありがとうございました。
リンク
Darmoshark 新M3 Pro 4KHz対応 ワイヤレス ゲーミングマウス 超軽量 55グラム PAW3395 Nordic 52840 TTC 国内正規品
https://darmoshark-japan.com/items/65635ff1fe935004005bcd36
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