【LAMZU Thorn】LAMZU初のエルゴ形状!つかみ持ちに最適な軽量マウス
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こんにちは、えだまめ(@DeviceXplorer)です。今回はLAMZUから発売されているゲーミングマウス、Thornをレビューしていきます。
目次
Thornについて
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LAMZUは1作目のXM1クローンで有名なAtlantisで名を轟かせたデバイスメーカーです。そんなLAMZUから初となるエルゴマウスが発売されました。工学スイッチを採用し、シェル表面が肉抜きされていないソリッドシェルでありながら、本体重量は公称値で52gと非常に軽いです。ボタン数は最低限で、RGBライティングなどの無駄な機能もありません。底面はLAMZUの特徴でもある肉抜きが施されていて、これが軽量化に一役買っています。
接続
接続は2.4GHzワイヤレスと有線2つの方法があります。有線の場合は付属のUSBケーブルを接続することで最大1000Hzのポーリングレートで動作させることが可能です。付属のUSBレシーバーをPCと接続し、底面のスイッチを切り替えることで最大1000Hzのポーリングレートで動作させることが可能です。
また別売りの4Kレシーバーを接続することで最大4000Hzのポーリングレートをサポートします。
バッテリー
バッテリー容量は不明ですが、ポーリングレート1000hz時に最大80時間持つとFnaticエディションの紹介ページに記載されていました。
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充電はUSBケーブルで行います。コネクタの根元が曲がっているケーブルが付属しています。この加工によってマウスパッドとケーブルの根元が干渉することを防いでくれるため、不意に充電が無くなったとしてもケーブルをあまり気にすることなく有線で使用することもできそうです。
コーティング
コーティングはグリップ力が高く、指の先や手のひらでしっかりとホールドすることができます。表面に汗や皮脂の汚れが残りやすいです。
黒だと非常に目立ちやすいので汚れを気にする人は白を購入したほうが良さそうです。
ビルドクオリティ
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シェルの成型精度はそこそこ良いです。シェルの合わせ目も目視で確認はできるものの隙間や段差はありません。また側面を親指と人差し指で押してもシェルが撓むようなことは無く、また軋むような音も聞こえませんでした。底面から中を見てみると基板で側面のシェルを支えて強度を保っていることが分かります。普段、マウスを握る時は親指と人差し指で潰すように持つわけではないので、マウスを握る力で基盤が撓んだりする心配はないと思います。
重量
重量は公称値で52gで、実測値は51.5gでした。非常に軽く感じます。
形状・サイズ
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サイズは全長119mm、幅65mm一番窪んでいる箇所で58mm、高さ33mmと中間サイズの左右非対称マウスです。一番背の高い部分はちょうど真ん中あたりに来ています。マウス左サイドの窪みは深めですが、真ん中寄りに設計されているため、親指を寝かせた際は窪み全体に親指の腹がフィットし、つかみ持ちのような親指を立てた状態だと親指の指先が窪みの手前辺りにいい感じにフィットします。マウス右サイドは前方から後方にかけて八の字型に開いていますが他のエルゴマウスと比較してもそれほど大きくは開いていません。後ろから見るとエルゴマウスの特徴でもある左右の傾きを確認できますがRazerDAV3やZowieのECシリーズよりや緩やかになっています。
持ち方との相性
自分の手の大きさは長さが20cm、幅は8.5cmで日本人男性の平均よりちょい長めです。
かぶせ持ち
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かぶせ持ちですが、自分の手では中指が右メインボタンからはみ出てしまいます。
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左サイドは、親指の先端が前サイドボタンの位置に来ます。寝かした状態の親指の腹と深めの窪みがフィットします。
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マウス右サイドの膨らみが大きすぎないためより持ちやすく感じます。中指がメインボタンからはみ出ること以外は不満点はありません。手が平均サイズの人との相性が良さそうです。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性は非常に良く感じます。
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メインボタンに窪みがないため指の置き位置の細かな調整がしやすいです。
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親指の先端はサイドボタンの中間あたりに来ます。左サイドの窪みのこの部分が親指を立てたときの指先とフィットし持ちやすいです。マウス後方の膨らみはそれぞれ母指球と小指球に当たる部分と接触し非常に持ちやすいです。
つまみ持ち
つまみ持ちとの相性はよくありません。
メインボタン
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LAMZU AtlantisのメインボタンのスイッチにはHuanoのメカニカルスイッチが使用されていましたが、Thornでは光学式スイッチが使用されています。多少の遊びがあり、そのあとに確かなクリック感があります。クリック音はパキパキといった感じに近いです。メインボタンはセパレート設計になっています。押した位置によってのクリック感の変化もほとんど感じません。またメインボタンには窪みが全くないため指の置き位置を細かく調整することができます。
サイドボタン
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サイドボタンは大きく、シェルからしっかりとはみ出ていて押しやすいです。サイドボタンの位置はちょうど真ん中あたりです。丸みを帯びているため、指が引っ掛かりずらいです。
ホイール
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ホイールのエンコーダーにはTTCのsilverが使われています。ホイールは小さめでシェルからあまり飛び出ていません。灰色のゴムリングには模様が入っており、指に引っ掛かり、回しやすいです。ノッチ感が強く、スクロールは少し重いように感じます。
センサー
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センサーにはPixArt社のフラッグシップセンサー、PAW3395が搭載されています。センサー位置はちょうど真ん中あたりです。深めのつかみ持ちをした場合だと親指よりわずかに後ろに寄ります。
マウスソール
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マウスソールは4隅とセンサーの両サイドに張られています。PTFE製です。
ソフトウェア
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LAMZU Thornには専用のソフトウェアがあります。ポーリングレートの設定やリフトオフディスタンスの調整、モーションシンクなどのON/OFFの切り替えが行えます。
まとめ
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LAMZU Thornはエルゴ形状でありながら、癖があまり強くないゲーミングマウスです。コーティングはグリップ力があり持ちやすいです。メインボタンには窪みがなく、指の置き位置を細かく調整可能です。マウス左サイドの深めの窪みが真ん中あたりに来ることによって、かぶせ持ち、つかみ持ち両方との相性がいいです。マウス右サイドの膨らみはそれほど大きくないため、持ちやすいです。
ビルドクオリティも高めです。シェルのつなぎ目に隙間や段差は無いです、52gと軽量ではありますが強度を犠牲にすることなく、撓みや軋み音が発生しないように対策がされています。また、別売りのレシーバーを使用することでポーリングレート4kHzで動作させることも可能です。
LAMZU Thornのかぶせ持ち、つかみ持ち両方に適した形状はは万人にとって馴染みやすいと思います。価格もHID-LABで14410円と全体的な質を考えると価格以上の価値はあると自分は考えます。
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