【WAIZOWL OGM PRO 墨羽】レビュー エルゴマウスでありながら左右対称マウスの要素も取り入れたゲーミングマウス
こんにちは、えだまめ(@DeviceXplorer)です。今回はWAIZOWLから発売されているゲーミングマウス、OGM PRO 墨羽をレビューしていきます。
目次
OGM PROについて
WAIAOWL OGM PROはEC2の形状に似ているもののメインボタンに角度が付いていないハーフエルゴのオリジナル形状が特徴のゲーミングマウスです。
OGM PROには白黒のモデルもありますが、今回レビューするOGM PRO 墨羽とは、メインボタンなどに使われているスイッチが異なります。
付属品
付属品は説明書、USBケーブル、USBレシーバー、変換コネクタ、グリップテープ、替えのソール、Wizowlのロゴ入りのポーチが入っていました。USBレシーバーは本体底面に格納されていました。
接続
接続は接続は2.4GHzワイヤレスとBluetooth、有線の3つの方法があります。付属のレシーバーをPCと接続し、本体底面のスライドスイッチを右にずらすとワイヤレス接続ができます。スライドスイッチを左にずらすとBluetooth接続ができます。Bluetooth接続中の遅延はほとんど感じませんがソフトウェアは使用できないので注意が必要です。
バッテリー
バッテリー容量は300mAhで無線使用で最大66時間使用できます。66時間使用できれば普段使いでは問題ないと思います。充電はTypeCケーブルで行います。充電中はホイールのLEDライトが緑色に点灯します。充電中は底面のスライドスイッチを切り替えることなく有線で使用することができます。
コーティング
コーティングはツルツルとしていて触り心地がいいです。手汗をかいていても跡や汚れは目立ちずらいです。グリップ力があり、手汗をかいていても滑りずらくなっています。持ちやすく、長時間使用していても辛くないです。
ビルドクオリティ
シェルのクオリティは非常に高いです。シェルのつなぎ目に隙間は全くと言っていいほど見えないです。側面を強く押す押すと多少たわむ感覚がありますが軋むような音は一切聞こえません。マウスを強い力で握るような人でも問題なく使用することができます。マウスを振っても、音はせず、マウス内の各パーツがしっかりと固定されています。ビルドクオリティは非常に高いです。
重量
重量は公称値で68g±2gで、実測値は66gでした。今どきのマウスとしては重い部類に入ります。持ってみると重く感じます。このマウスは軽量化より、品質の安定化を重視しているように思います。重量バランスは、中心より少し前よりです。
形状・サイズ
サイズは全長が121mm、幅66mm、高さ40mmと標準的なサイズの左右非対称マウスです。全体的に背が高く、真ん中あたりが最も背が高くなっています。真ん中から後端へかけてアーチ状になっており、手のひらのホールド感は程よいものになっています。
マウスの左サイドは、サイドボタンの下がわずかに窪んでおり、後端にかけては少し八の字型に広がっています。サイドボタン下のわずかな窪みが、親指の腹の部分がフィットします。サイドボタンより前は水平になっています。
マウスの右サイドは、前方から後方にかけて大きく八の字型に開いています。
後ろから見ると左右非対称マウスではありますが、角度がほとんどついていません。メインボタンは左側がわずかに高いですがほとんど差がありません。
持ち方との相性
自分の手の大きさは長さが20cm、幅は8.5cmで日本人男性の平均より少し長めです。
かぶせ持ち
かぶせ持ちですが、自分の手では中指が右メインボタンからはみ出てしまいます。
左サイドボタン下のわずかな窪みが親指の腹とフィットします。
右サイドは前端あたりが八の字になっていますが薬指がわずかにはみ出てしまいます。
本体後方は右サイドが膨らんでいるため手のひらと程よく接触します。
サイドボタンは押しやすいですがメインボタンやホイールは指の腹あたりで操作することになります。手の全長が平均より長い人とは相性が良くないです。手が平均サイズの人との相性は良さそうです。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性は非常に良いです。特に深めのつかみ持ちとの相性がいいように感じます。
左サイドはボタン下のわずかな窪みと親指の先端が程よくフィットします。
右サイドは前方の八の字が薬指と小指でマウスをホールドすることができます。サイドのホールド感は良好です。
本体後方のふくらみが手のひらと程よく接触し圧迫感を感じません。メインボタンやサイドボタン、ホイールは問題なく操作することができます。
浅めのつかみ持ちだと、私の手では小指の爪がシェルと少し干渉するため、深めのつかみ持ちほどの相性の良さは感じません。
つまみ持ち
つまみ持ちとの相性は悪いです。
メインボタン
メインボタンのスイッチにはHUANO Transparent pinkdotが採用されています。押し心地はやや重めです。しっかりとしたクリック感がありTTC Goldと比べクリック音が静かです。メインボタンの遊びは短めで連打がしやすいです。
メインボタンはセパレート設計になっており、DPIボタンの前からボタンの前辺りまでクリックする場所によっての感触の変化はあまり感じられません。
サイドボタン
サイドボタンはシェルからしっかりとはみ出ていて押しやすいです。ボタンは丸みを帯びており、指が引っ掛かりずらくなっています。ボタンは真ん中より若干前方に寄っています。押し心地は若干重いように感じます。サイドボタンは前後で押し心地に差はありませんが、サイドボタンの遊びは大きめです。ゲームにおいて重要な操作を割り当てる場合は注意が必要です。
ホイール
ホイールは本体から程よく飛び出ています。白色のゴムリングには水平に切り込みが入っており、適度に指にひっかかります。ホイールの回転はやや重めでノッチ感が強いです。1ノッチごとの操作では問題なく動作します。スクロールもノッチ感は強いですが問題なく行えます。
ホイールクリックは、ホイールが本体から程よく飛び出ているため、非常に押しやすいです。しっかりとしたクリック感も得ることができます。
センサー
センサーにはPixArt社のフラッグシップセンサー、PAW3395が搭載されています。センサー位置は真ん中より若干後方よりです。
ソール
OGM PROには上下に2枚のPTFEソールが張られています。エッジは面取り加工が施されており、表面が荒いマウスパッドや中間層が柔らかいマウスパッドでも引っ掛かりずらいです。
操作感は滑り出しが軽く、よく滑るほうです。標準ソールとしては優秀な部類に入ると思います。
マウスレシーバーを収納する箇所が後端にあるため、後方のソールは特徴的な形状をしています。
ソフトウェア
OGM PROには専用のソフトウェアがあります。WAIZOWL公式サイトや日本正規代理店であるDeviceArmouryの公式サイトでダウンロードすることができます。設定項目は上からキーバインド、DPI設定、などの基本的な設定やMotion Sync、リップルコントロールなどの設定も行え、プロファイルを5つまで保存することができます。
バッテリー残量は1%刻みで表示されます。
まとめ
良い点
- 優れたコーティング
- ビルドクオリティの高さ
- つかみ持ちに最適な形状
- 握り手の調整がしやすい
- メーカー標準とは思えないソール
悪い点
- 無し
OGM PROはエルゴマウスでありながら左右対称マウスの要素も取り入れられており、かぶせ持ち・つかみ持ちに適した形状のハーフエルゴ形状のゲーミングマウスです。エルゴマウスのような手のフィット感と左右対称マウスのような角度のついてないメインボタンは握る角度や指の位置を細かく調整することができます。サイドも同様に窪みがほとんどないため、指の位置を細かく調整することができます。
ビルドクオリティも申し分なく、シェルのつなぎ目や強度はばっちりです。表面にはコーティングが施されており、グリップ力は十分です。無線使用で最大66時間使用できるバッテリーを搭載しています。重量は68gと少し重たく感じますがシェルの強度などを考えれば妥当だと思います。
OGM PROは標準的なサイズのつかみ持ちのマウスを探していて、握る角度や指の位置の制限を好まない人におすすめできます。マウス自体のクオリティも高く、価格相応かそれ以上の価値はあると思います。
今回はWAIZOWLのゲーミングマウス、WAIZOWL OGM PRO 墨羽をレビューしました。
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